3月　「体組成計」

　シニアジムP＋では、会員の皆さんに日頃のトレーニングの成果を確かめて頂くため、体組成を測定して頂いております。
　人間の体は、筋肉・骨・水分そして脂肪でできています。体組成のバランスが悪いと生活習慣病や体調の乱れにつながります。多くの方は体重だけをみて、「太った」「やせた」と判断をしてしまいがちですが、その体重の変化の中身を見ることがとても重要となります。
例えば、身長150.0㎝の女性で
　　　　①体重50kg　体脂肪率25％
　　　　②体重50kg　体脂肪率35％
が、いたとすると、体重だけで判断をすれば①も②もほぼ標準体重になりますので、とてもバランスが良いと褒められることでしょう。しかし、体組成計で筋肉量、体脂肪量、水分量など、身体の中身の測定をすると①と②のどちらの女性の方がより健康的かがわかります。今回のケースでは、体重、体脂肪率しか例に出してはいませんが、①の女性は同じ体重で体脂肪率が②の女性よりも低いので、筋肉量が多いということが予測できます。逆に考えますと、②の女性は筋肉量が少なく、脂肪量が多いので代謝が悪いと予測できます。これだけでも、その人がどういう状態なのかを確認することができるのです。体重ひとつとっても中身を知ることで、やることが変わってくるのです。みなさんもその日の体重だけに一喜一憂せずに、中身を確認してみてください。