8月　「糖尿病のお話」

　子ども達も夏休みに入り、僕が休みの日はどこかへ連れて行けというオーラを全開で出してきます。どこか遊びに行くと熱中症の心配もあり、ついついジュースを買い与えてしまうのですが、量をしっかり把握していないと子どもとはいえ、生活習慣病になってしまいます。
子どもの生活習慣病はやはり親の責任ですからしっかり管理していきたいと思います。

　さて、ジュースに限らず夏は果物もおいしく、水分の代わりにスイカを食べるなんて話もよく耳にします。これは本当に水分補給になっているのでしょうか？確かに水分は多く含んでいる果物もあります。しかし、果物には水分以外に果糖も多く含んでいます。食事は栄養面をしっかり気をつけているけれど、果物は身体に良いと思いたくさん食べてしまう方もいらっしゃいます。これには気をつけたいものですね。

　生活習慣病の中でも、ちょっと糖尿病のお話をします。血糖コントロールというと、食事であったり、運動であったり、それでもダメな場合はお薬で管理をしますが、運動に関しては特別なことをする必要はなく、いわゆるウォーキングがとても効果的です。強さは運動時の脈拍が90拍～120拍程度になるペースで歩きましょう。低すぎても高すぎでも血糖コントロールとしては効果的な運動ではなくなってしまします。この強さは会話を楽しめて歩くことができる強さになります。いきなり1時間も2時間も歩く必要は無く、まずは歩くための体力をしっかりつけなくてはいけないので、運動初心者の方は10分程度からでも良いと思います。

　運動は楽しくできることが継続に繋がります。糖尿病に限らず、生活習慣病の予防は継続が一番ですので、自分らしく、楽しくできる運動をぜひ見つけてみましょう。